槇文彦

1928年生まれ。 東京都出身。 幼少期、日本にモダニズム建築を紹介した建築家の一人であり、フランク・ロイド・ライトの弟子であった土浦亀城氏の自邸を建築家の村田政真氏と共に訪れて以来、土浦氏に強い感銘を受ける。 自身の通っていた小学校は当時の若手…

石山修武

1944年生まれ。 岡山県出身。 1968年早稲田大学大学院修了。 同年、東京に設計事務所を開設。 槇文彦に「野武士」と称された建築家の一人。 石山が崇拝する川合健二の自邸「コルゲートパイプの家」に強い影響を受け、全く同じ素材を使い設計した自身の処女作「幻…

磯崎新

1931年生まれ。 大分県出身。 1954年東京大学工学部建築学科卒業。 丹下健三に師事し、1963年、磯崎新アトリエ設立。紛れもなく世界で最も著名な日本人建築家の一人であり、欧米の建造物の設計も多く手掛けている。 メタボリズム・グループのメンバーではな…

アーキグラム

1960年代、イギリスで活躍したアヴァンギャルド・建築家集団。“アーキグラム”とは彼らが出版していた雑誌のタイトルであり、それを通し数々の新たな建築・都市を提案した。メンバーはピーター・クック、ウォーレン・チョーク、デニス・クロンプトン、マイケ…

メタボリズム・グループ

1960年、日本で初めて開催された“世界デザイン会議”を契機に、評論家川添登と菊竹清訓、黒川紀章、大高正人、槙文彦といった当時の若手建築家達によって結成。“metabolism=新陳代謝”という定義からもわかるように、都市・建物の新陳代謝をテーマに数々の未来…

菊竹清訓

1928年生まれ。 福岡県出身。1950年早稲田大学理工学部建築学科卒業。 大学在籍時から頭角を現し、多数のコンペに参加。大学2年時、「商店建築懸賞競技」で初の一等入選。菊竹の存在を世に知らしめたのは終戦直後の本格的なコンペであり、“歴史的スキャンダル”…

ルイス・カーン

三大巨匠に次ぎ“20世紀最後の巨匠”と呼ばれる大建築家。 ユダヤ系の両親は迫害を逃れてカーンが5歳の時、エストニアから移住。 フィラデルフィアのスラム街で育ち、貧しかったが芸術的才能を認められ、奨学金を受け名門ペンシルヴェニア大学でボザール流の古…

藤本壮介

東京大学工学部建築学科卒業。1996年、地元北海道に処女作である聖台病院作業療法棟が竣工。2000年、藤本壮介建築設計事務所設立。同年、青森県立美術館設計コンペに参加、青木淳に次ぎ優秀賞を獲得。 「僕は弱い建築を作りたい」という言葉は、伊東豊雄をは…

住吉の長屋

1976年竣工。安藤忠雄建築研究所設計。大阪下町の伝統家屋である長屋を、設計する上で非常に厳しい条件の中、彼の思想を込め表現した初期の代表作品。その独特性と斬新さは安藤忠雄という建築家を世に知らしめるきっかけになり、多くの人々にショックを与え…

安藤忠雄

日本を代表する建築家の一人。 通信教育や大学での無断聴講、旅などを通して建築を学ぶ。 打ち放しコンクリート、ガラスなどが彼の建築の主なマテリアルであり、そのスタイルはコルビジェやカーンに強い影響を受けている。 1969年、28歳で独立し、安藤忠雄建…